vol.06 – 迷った時は、心が震えるほうへ。 - 株式会社アイジーコンサルティング | 地球に選ばれる営みをつくる会社
INTERVIEW

インタビュー

迷った時は、心が震えるほうへ。

建築事業部 マネージャー 
2001年入社
佐原 康隆

メンテナンス事業での経験を経て、新築住宅を建てる建築事業、創設からの中心メンバー。

道しるべは絶やさない。 ご家族様を幸せにしよう

気付けば入社して20年以上が経ちました。当初はメンテナンス事業部配属だったのですが、新規事業として今の建築事業部であるアイジースタイルハウスの立ち上げに参画。建築営業としてキャリアを積み、現在はマネージャーとしてチームの統括をしております。

マネージャーと言っても、私より建築知識、提案能力や折衝能力など、仕事で必要な様々な知識・スキルを持っているスタッフが周りにたくさんにいてくれるからこそ、組織が成り立っています。むしろ責任者をさせてもらっているという感覚です。

ただし、メンバーそれぞれの秀でた能力をどのように引き出すか、また他のメンバーや各プロジェクトとのベストマッチを考え、結果を出しやすい状況を作ることは私が責任持って行わなければならない事だと思っています。

そのためにも私とメンバーのフラットな人間関係の構築を常々心がけていますし、チームで頑張っていくことを組織に伝え続けています。だからといって規律を緩ませるつもりもありませんし、礼儀も必要だと思っています。それを心に留めておいてもらいながら、指示するのではなく、考えを聴く。

なんでも手伝うのではなく困っている時に手を差し伸べる形で、自分の仕事がもっともっと好きになるようにチームを動かしていたら、いつの間にかチームが自走していました。今はとても良い状況かなと思っています。

口酸っぱくチームに伝えているのは、「目の前にいるご家族様を幸せにしようね」というシンプルなメッセージです。お客様であるご家族様が、大きなお金をかけて家づくりを依頼してくれるのだから、いただいた金額以上の価値を提供できるかどうかを大切にしていこう!という意味で話しています。

立派な家を建てて終わりじゃないんですね。そこから、ご家族様の暮らしが今まで以上に豊かなものになるように、きちんと今考えて動いていこうということが大事だと思いますし、一番やりがいを持てるところだと思うんです。

ビジョンを繰り返し繰り返し、しつこく言い続けることは本当に、時間も労力もかかるんですけどね。これはもう私の覚悟次第だと思っています。私たちは、「こうなっていきたいね」とリーダーが単に発表するだけではなく、メンバーそれぞれが、そのビジョンに納得し、自分ゴト化できるようにきちんと落とし込むことが大事だと思います。

ですから日頃の会話でもそうですし、きちんと話し合いの場を設けながら、相互理解を通じて、徐々に浸透させていくことがリーダーの一番の仕事だと思います。

数じゃない、六方良しを
追求したい

私が所属する建築事業部「アイジースタイルハウス」としての、次なる目標は新築住宅を建てるなら地域でNo.1と言われる会社にすることです。それは、ただ棟数が地域で一番多い会社というような、供給数を競ってNo.1を目指すわけではありません。

お客様から多くの評価をいただけても社内や提携企業からの不満が溜まっていては、それは巡り巡って永続しないと思うからです。永続しなければ、せっかく建てていただいたご家族様の大切な家を、いつまでもアイジーで面倒見ていくことができなくなります。

私は、ご家族様はもちろん、スタッフもそうですし、協力外部パートナー企業もそうですし、私たちに関わって下さる人々皆から「アイジーっていいよね」とおっしゃっていただける会社、そうした意味でのNo.1を目指したいと思っています。

また新築住宅を建てるだけでなく、リフォーム、リノベーション、不動産部門もあります。総合住宅会社として、どこよりもご家族様に一番喜んで頂ける、そんなブランドに育てていくことを目指しています。

そのためには、私の目が届く範囲にも限界があり、スタッフの人数も増えてきているので、一人一人の能力をいかに引き出せる環境を作れるのかがすごく重要になっています。もう誰もがリーダーみたいな状態になれば面白いですね。理想の組織だと思いますし、そうなるように取り組むつもりです。

また、社会全体での価値観の変化もあります。青臭いと思われるかもしれないですが、人と人との信頼関係に重きを置いて生きていくほうが、ビジネスフィールドでも一層、結果や生きがいを見出しやすい社会に変化してきたように感じています。

若手営業メンバーの中で、ご家族様が設計のお打ち合わせで来場される前に、誰に言われるのでもなく、駐車場やエントランスを掃除するスタッフがいるんですね。ご家族様はそんなことは知らないですし、本人もアピールするわけでもありません。

ただ、結局そのメンバーが年間成績トップを獲得しました。知識や経験ではもちろん先輩には敵いません。これからますます従来型の結果至上主義では、むしろ結果が出なくなる時代なのだと気付かされた瞬間でした。結局、今まで以上に心を震わせるみたいなことが人を動かしていくんだなあということを、見ているこちらも学ばされましたね。

心の収まりがつく物差しが ブレない判断軸をもたらして
くれる

仕事とは長時間、自分の命を使って、結果に尽くすという事実は変えられない思うのですが、それなら、なおさらその時間は楽しんでもらいたいと思っています。
そのためにはやはり、やりがいがあるかどうかが一番大切です。

結局、やりがいも自分で見つけないといけないのですけど、同じ住宅の仕事をしていても会社によって、やりがいが違ってくることもあります。やりがいの違いを知るには、その生き方がかっこいいか、かっこ悪いかを判断するための物差しを持っておくのもありかもしれません。

金儲けして楽しいと思える一方で、誰かを傷つけてまでビジネスをしないという物差しもある。単純に道に落ちてるゴミを拾うことで誰かのために役に立っている、って思えることが、自分の心の収まりがつくというか。つまり、評価してもらいにくいことでも、誰かの役に立つことをやれている実感を大切にする、という物差しでも良いと思います。

と言うのも自分の子供が生まれた時に自分の仕事を誇らしく、話ができることであれば無理にキャリアップしなくてもいいんじゃないかって思うからなんです。そういう意味では仕事は楽しく、仕事はかっこよく、誰かのためになることが1番かなと私は思っています。

その視点で仕事していると知らず知らずキャリアアップしているものですし、人もついてきてくれるんでね。巡り巡って我がのためですね。利益はもちろん求めますが、一番先に利益を求めることがなんだか生きづらいような気がしています。そういった意味ではアイジーコンサルティングは働きやすいというか、息苦しくない会社だと思います。

すから私もメンバーを、とことん信じきってあげたい。深い愛情を持ってコミュニケーションしていきたい。そういう人として大切なことを教えてあげられたらいいなぁ、と思っていますし、信じて育っていく時間が長くかかろうが、それを楽しむぐらいの腹づもりをしています。

たとえアイジーに在籍した期間が残念ながら短くなった方でも、アイジーにいて成長したことで他の企業からたくさんオファーが来るような人材に成長してもらえたらそれでいいのじゃないかなと思います。